頚椎と肩甲骨を結んでいる筋肉が正常な収縮の動きが出来なくなっています。正確には肩甲挙筋(けんこうきょきん)です。
夜間の寝ている間に、露出した首すじが冷気で冷やされ過ぎて、症状につながるようです。
この筋肉、寝違いの症状に陥るといつまでも筋収縮し続けます。正常な動きが出来なくなり、筋疲労物質は蓄積され、このため痛みを感じるセンサーがとても敏感になっています。
この状態になる明確な理由はまだ明らかにされていません。軽度の時は、痛んだのち自然に治まりますが、就寝中、再度冷やすと痛みは容易に再発…というようなことを繰り返していると次第に寝違えが慢性化し、最後には痛みは激痛・難治性に成長してしまいます。
当院の施術法は、筋肉の骨付着部にとても柔軟な弛緩操作を行い、トリガーポイントと呼ばれる治療するポイントに低周波・温熱刺激を加えたり、筋肉の血液・リンパ循環を促し代謝を改善させる操作を行います。
激痛で来院されたとしても、初回施術で強い痛みを日常生活を送るのに支障が無い程度まで緩和することは期待できます。
※トリガーポイントとは筋肉の膜や軟部組織の中に、小指の先ほどの大きさに感じられる硬くなった部分があり、手で探り触れると痛い箇所のことです。
寝違えの原因は現在明確にはなっておりませんが、季節と関連しているようなのです。 そのため、予防方法は冷気にさらされないようにすることです。
Tシャツのような首肩の皮膚が露出する寝具でなく、襟のついた生地の厚めのものにして寝るようにしましょう。間違っても上半身裸で寝るようなことはしないでください。
自分でする手当ては、痛む方向には首を回さないことです。 首を痛くない側にちょっとだけ回し蒸しタオルなどで暖めるようにしてください。