腰痛(ギックリ腰)
2025年05月30日
ギックリ腰に関する記事
主な症状
屈んだ時にズキンと激痛が走る
床の物を取ろうとして前かがみになった時に、腰に激痛が走る
概要
仙腸関節が大きくズレたことによって起こる急性の障害。
通常の動く範囲が1mm~2mm程度のところを、10mm近くも動いてしまい、脱臼に等しい状態になります。
こうなると仙腸関節は関節としての機能を一時的に果たせなくなり、動作という動作で強い痛みを感じ
日常生活に支障を来たします。
原因
仙腸関節が大きく動いてしまったことで、内部に走っている毛細血管が傷つき、関節内で少量の内出血が発生します。
量は僅かですが、この内出血がとにかく痛い。
施術内容とその後
骨盤調整自体は通常の腰痛と同じことをします。
但し、痛みの仕組みとズレに至る経緯が通常の腰痛と違うので、予後(症状の経過のこと)は異なります。
ギックリ腰の痛みは内出血に起因します。傷ついた毛細血管は時間を経てば自動で塞がってくれます。
塞がった後で、関節内に残った血が吸収されるまで、しばらく時間が掛かります。
この血がなくなって、ようやく痛みが減少していきます。
時系列でいうと
1日目 ギックリ腰発生、仙腸関節に少量の内出血
発生~24時間 初日より痛み増、毛細血管の傷口は塞がる
更に24時間 痛みは依然として続く、血の吸収は進む
更に24時間 痛みが減少を始める、血の吸収が完了する
といった具合に進行します。
なので、ギックリ腰を起こすと初日より、2日目3日目のほうが痛みは強くなります。
4日目から減少に転じます。
ギックリ腰も慢性の腰痛も責任箇所は仙腸関節のズレなので、施術する方法と場所は同じです。
痛みの仕組みが慢性と違うのでスパっと取れないだけで、ギックリ腰でも必ず改善します。