腰痛(慢性)
2025年11月13日
主な症状
中腰の姿勢が辛い(洗面台で顔を洗う姿勢)
長時間、同じ姿勢でいるのと辛くなる
腰がジンジンする、張る感覚が抜けない
背骨の腰に近い辺りが痛い
脇腹が痛いけど触っても、どこなのか分からない
あくび、ひゃっくりをするとズキンと痛む
概要
骨盤本体に歪みが生じ、それによって付随する筋肉群が過緊張を起こし、痛みが増幅され日常生活の質低下を招く不具合の総称。
この歪みと過緊張が癖になり、慢性化した腰痛を慢性腰痛。突然におこる腰痛を急性腰痛(ギックリ腰)と呼びます。
本稿では慢性腰痛について記述していきます。
原因
痛みを起こす直接の原因と、骨盤本体に歪みを生じる根本原因の弐種類があります。
① 直接の原因
筋肉
大腰筋・腸腰筋(だいようきん・ちょうようきん)
腰方形筋 (ようほうけいきん)
痛みの自覚症状が出ている時の代表的な筋肉。
大腰筋・腸腰筋(だいようきん・ちょうようきん)は骨盤と背骨、大腿骨(だいたいこつ・フトモモの骨)を結び、中腰の姿勢、座ったまま靴下を履く動作などに動く。
深層にある筋肉で、インナーマッスルに分類される。
腰方形筋(ようほうけいきん)は骨盤の上の縁と浮遊肋骨を結び、背筋の一部を形成している。筋肉としては背筋だが痛みがある時は便宜上、腰痛に分類する。
この二つは兎に角、痛みを自覚しやすく当院の患者さんでも主訴として来院される方は多い。
傾向として低体温、考え事、心配事、座っている姿勢が多い方に出現しやすい。
この二つ以外にも大腿四頭筋、大腿二頭筋、腹斜筋・腹直筋、後脛骨筋等々・・
全部を挙げるとキリがないぐらい、腰痛に関連する筋肉は多岐に渡ります。
② 骨盤本体に歪みを生じる根本原因
骨盤が歪む根本理由は、左右の足の役割の違いから来ている。この違いは左脳と右脳の違いに端を発していて、人類の二足歩行と密接に関係している。
左足は姿勢を維持する動作を担当し、右足は姿勢を移動する動作を担当する。
左足のことを軸足、右を聞き足と別名で呼ぶこともある。
関節
仙腸関節(せんちょうかんせつ)
骨盤が歪む時、その震源地となる関節であり整体・カイロプラクターが行う施術は、ここにアプローチするのが目的になります。
この関節は人体で唯一、専用の筋肉を持たない関節です。
他の関節は専用の筋肉があるので曲げたり伸ばしたり、踏ん張ったりと機敏に動くことができますが、この関節だけはそれが出来ません。
股関節や上半身が動く時に、受動的に動くだけです。
そして身体は歪む
そういう構造なので歪んだ時、すぐには戻れません。
戻るまでの間、他の筋肉群が働いて歪みを一時的に庇ってくれます。
この庇っている期間が身体が歪んでいる状態なのです。
ズレた仙腸関節を正し、骨盤の歪みを正していきます。
では、それはどの様にズレているのか見てみます。
仙腸関節は上下内外の4方向に動きます。それぞれ
上方変位 (じょうほうへんい:首方向へのズレ)
下方変位 (かほうへんい:膝方向へのズレ)
内方変位 (ないほうへんい:背面中央方向へのズレ)
外方変位 (がいほうへんい:正面中央方向へのズレ)
と表記します。
上下左右ではなく、上下内外です。
仙腸関節は上下左右にスライドしているのではなく、仙骨(せんこつ:骨盤の真ん中の骨)を中心にして回転しています。
回転してズレているので、表現方法が内側と外側になるのです。
当院での臨床データと経験上、仙腸関節のズレは左右でそれぞれ、特徴のあるズレ方をしていることが分かってきました。
左側は上方変位と内方変位が多く、右側は外方変位と下方変位が多いようです。
特に右腰の外方変位は多く、これが腰痛の大きな原因の一つです。
左側が内方で右側は外方。ということは、腰は反時計周りの歪みが多いということです。
施術内容とその後
兎にも角にも、まずは骨盤のズレている向きの検査です。向きを把握したら骨盤と筋肉群の調整に入ります。それが済んだら、この歪みによって負荷が生じた箇所が他にないか、探していきます。首肩こり、頭痛背部痛、膝痛などがそれです。
それらが終わったら背骨を調整して、最後に腰と背中を安静にして終わります。
その後の施術計画として、最初の1~3回は1週間くらいの間隔を目安として、具合が良くなってきたら1ヵ月~2ヶ月の間隔で調整していければ理想的です。
慢性腰痛について記述していきました。
ギックリ腰も記述したので、気になる方は見てみてください。
↓ (ギックリ腰の記事はこちら) ↓




