五十肩・四十肩
2025年12月04日
主な症状
腕を挙げると激痛が走る
腕が挙がらない
肩関節が固まる
可動域に制限がかかる
痛くて寝られない、寝ても目が覚める
寝返りをうつと激痛が走る
背中に手が回らない
ブラのホックを留められない
概要
強い痛みと可動域の減少により、日常生活に支障を来たす肩関節の不具合。かつては50代、40代で発症することが多かったので、こういう呼び名がつきました。とにかく痛みが強いので気分的にも落ち込む。
大卒で就職したと仮定すると、22歳~24歳で卒業。この症状が出やすい事務方に就職し、肘を耳から上に挙げない労働環境で約25年暮らしていると、47歳~49歳の頃に発症する。
原因
肘を耳から上に挙げない生活を約25年間、続けていると肩関節の可動域が徐々に狭くなってくる。この狭くなった状態が続くと、狭いなりに動かそうとする筋肉と、固くなって動けなくなった筋肉が肩関節に同居し、不具合を生じる。この筋肉の不具合が痛みの直接の原因です。
痛みが治まり、改善を実感できるまで3週間~3ヶ月を要する。
痛みを起こす直接原因の筋肉群
棘上筋(きょくじょうきん)
棘下筋(きょっかきん)
三角筋(さんかくきん)
肩甲下筋(けんこうかきん)
前鋸筋(ぜんきょきん)
菱形筋(りょうけいきん)
小円筋(しょうえんきん)
大円筋(だいえんきん)
五十肩・四十肩で痛みを起こす筋肉で、全て肩甲骨に繋がっている。
特に棘上筋の関係は強く、痛めた時の自覚症状も強い。
大胸筋胸肋部(だいきょうきんきょうろくぶ)
大胸筋鎖骨部(だいきょうきんさこつぶ)
広背筋(こうはいきん)
胸の筋肉(大胸筋)は肋骨と鎖骨が、それぞれ二の腕の骨に。広背筋は骨盤と二の腕の骨に繋がっています。肩甲骨と直結はしていませんが、腕の骨に繋がっているので肩関節の可動域に大きな影響を与えます。
施術内容とその後
痛みの直接原因は棘上筋ですが、筋肉群の根本原因は骨盤の歪みにあるので
まずは骨盤の調整です。この辺の調整は通常の腰痛と同じです。(下部にリンク有り)
調整後、該当する筋肉群の調整を行います。
長い時間をかけて作った症状なので正直、この調整は痛い箇所が多いです。
大胸筋、棘上筋、肩甲下筋、棘下筋などは特筆して痛むでしょう。
上記にもありますが、3週間~3ヶ月ぐらいで改善を実感できるかと思います。
関節包(かんせつほう:関節を包んでいる袋状の膜)
関節を囲んでいる組織に関節包、というものがあります。
この中で炎症が起きると、痛みが強くなる傾向があります。
また、可動域に制限がかかる状態を生み出す震源地でもあります。
病院や整形外科で関節包を調べる時は、レントゲンには映らないのでエコーやMRIで検査をします。
炎症が原因で関節包の可動域に制限が始まると、100%戻らないことがあります。
これは関節包そのものが縮むというか、中に粘り気の強い沈着物が溜まってしまう状態です。
筋肉群と骨盤が改善した戻った後も、痛みは無いのに
ここが引っかかってしまい腕が挙がりきらない状態になるかもしれません。
2025年時点での医学では、この固まった関節包を解放する方法は確率していません。
腕の上がる角度が100%、元に戻らないかもしれませんが
生活の質を落とした激痛は、当院では十分に改善の期待ができます。
↓(腰痛の改善のリンクです。興味のある方は見てみてください)↓




